社会福祉法人ホーム塩屋

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神戸の震災後から交流のある人形劇団(FPP)の
40周年の記念式典に音楽グループの「コスモス」が
招待されました。カナダの施設見学も兼ねています。 
(2014年6月19日記載)  

カナダ研修の様子

 

 神戸の震災の年に、神戸の町に元気を与えたいと考え、来訪して
いただいた人形劇団のFPP(Famous People players)が設立40周年を
迎えました。その記念式典に出席するため&カナダの施設見学も兼ねて
研修旅行に行ってきました。

 今回の目的は大きく分けて3つありました。
  1.40周年を迎えたFPPの新しい劇場で、音楽グループ「コスモス」
     の演奏を行う。(昼と夜の2回実施)
  2.カナダの作業所とグループホームの見学。
  3.劇団の方の自宅を訪問し、カナダでの暮らしについて学ぶ。
 です。

  来日したその日、FPP代表のダイアンさんの母親である
メアリーさんがディナーに招待してくれました。

  メアリーさんは御年98歳ですが、一人でお料理を作って歓迎して
くれました。数年前からは目を悪くしたため、お孫さんが一緒に暮らして
いるそうです。

 真ん中の女性がFPP代表のダイアンさん。
右が母親のメアリーさん。左がお孫さんのジョアーンさんです。
自宅での素敵な歓迎、ありがとうございました。
 こちらが新しく出来たFPPの劇場の入り口です。壁一面にFPPを
支えてくれている方々の顔写真やメッセージが飾られています。
 ここの劇場ではレストランが併設されており、大半の従業員の
方はハンディキャップをもった人たちで構成されています。
食事を運んでくださるウエイター&ウエイトレスもそうです。
 そして食後に人形劇の観劇が出来るのですが、この劇もハンディ
キャップのある方々がプロとして人形劇を演じておられます。

 人形劇で使われている人形はすべてメアリーさんの手作りです。
その制作時に使われているミシンや作業服などが飾られている
スペースが設けられていました。

 こちらが劇場の観客席です。

  トロントでの2日目、メンバーは時差ボケも感じないほど元気に
演奏の準備に入りました。
 
  そしてリハーサルを実施。
  
 
  リハーサル終了後、昼食をFPPのレストランでいただきました。
当日、在トロント日本国総領事の山本様が激励に来訪してください
ました。
 
  食事は新鮮な野菜のサラダから始まり・・
 
  メインディッシュは 肉・魚・野菜の中から一つ選びます。
今回は写真のサーモンを焼いたものを選びました。
 なお、通常ですとボリュームがありすぎるので日本人向けに量を
減らしてもらっています。

 FPPの代表のダイアンがコスモスのメンバーの自己紹介を
してくれました。メンバーは英語でスピーチをしてくれました。
(一部日本語が混じっていてほほえましかったです。) 

 そして演奏スタート。

 演奏後には観客の皆さんがスタンディングオベーションを
してくれました。

 こちらの方々は遠くの施設から演奏を聞きに来てくれました。
6時間かけて来られたそうですが、来たかいがあったとの暖かい
お言葉を頂きました。コスモスのメンバーと記念撮影をしました。

 演奏後はデザートタイム。ウエイトレスの方が作業所の利用者の
Sさんとそっくりで、職員内で盛り上がっていました。

 デザートの写真です。

 食事を作る担当の方々です。食事を作るのと劇を演じるのと両方
の仕事をこなしています。

 年齢が高くなり、体力的に厳しくなると本人の希望でどちらかの
仕事を専任されるそうです。

 夕方、今度はFPP代表のダイアンさんの自宅に招かれ、ガーデン
パーティを堪能しました。左の男性の方がダイアンさんのご主人です。

 ダイアンさんの自宅前で集合写真を撮影しました。

 3日目はナイアガラの滝へ観光に行きました。真ん中後ろの女性は
日本公演で「Leave the porch light on」 の劇の主役を演じた方で
今回のトロント滞在中、ずっと通訳をしてくださいました。
ありがとうございました。

 4日目は施設見学を行いました。こちらが施設の全景です。

 中央の女性の方が施設長の方です。

 ホーム塩屋でメンバーが作っている商品をプレゼントしたところ、
大変喜んでくださいました。また、利用者の一人が持っていた
「さをり織」のバッグを見て、それを利用者が織ったと知り、大層
驚かれていました。是非売ってほしいと言われたのですが、
今回は(私物の為)お断りさせていただきました。

 黒板にみんなからのメッセージを書いてほしいと言われ、寄せ書きを
しました。

 ここの作業所は割合、重度の障害をお持ちの方が多く、気持ちを
リラックスする部屋がありました。ソファーは音楽に合わせて振動する
仕組みになっていました。

 壁には利用者の権利についてのスローガンが貼られていました。
1.自分らしく生きる権利 2.自分で選ぶ権利 
3.自分の望む形で社会に参加したい。 4.自由時間を好きに使う権利
5.何処で誰と過ごすかを選ぶ権利 6.教育と仕事の訓練を受ける権利
7.安全に暮らす権利 8.自分の意思でお金を使う権利 
9.人との関わりを自分で選べる権利 10.健康を維持する権利
   と書かれていました。

 次にアートギャラリーを訪問しました。ここは障害をお持ちの方が
参加し、絵を描くことで、収入を得ているそうです。

 理事長はそこで気に入った絵を何枚か購入されていました。

 作者の方と記念写真を撮りました。

 こちらが看板になります。
 写真を【クリック】すると拡大されます。

 その後、グループホームを見学しました。ここは男性4名、女性2名が
共同生活をされています。

 台所では職員と利用者が一緒に食事をつくったりもされるそうです。

 車いすが必要な方もおり、お風呂場などはその対応の出来る設備が
整っていました。

 利用者の部屋も見せていただいたのですが、ここでは載せません。
代わりに裏の庭の様子を載せてみました。

 4日目の金曜日のディナーショーまで時間があったので日中、
トロントに最近出来た水族館に行きました。

 その後、CNタワーの上で昼食を堪能しました。

 夕方からディナーショーの準備です。念入りに打ち合わせと
リハーサルを行いました。

 観劇&演奏の前のディナータイムは満席になっていました。

 夜の食事はステーキをチョイスしました。

 ディナー終了後、「コスモス」の2度目の演奏が始まりました。

 演奏を聞いた観客の方が感激され、涙を流してくださいました。

 演奏後に記念写真を撮影しました。

 地元のフリーペーパーの記者からインタビューを受けました。
「TORJA(Toronto+Japan Magazine)」という雑誌で7月号に記事が
のるそうです。ホームページでも見れるようなので興味のある方は
ご覧になって下さい。URLは  http://torja.ca/です。
日本語で書かれているのでご安心ください。
【 記事が見つからない方は左の写真をクリックしてください。】

 無事、大役を果たしたコスモスのメンバーの皆さん、お疲れ様でした。
皆さん、体調を崩すことなく帰国されてほっとしています。
皆さんの記憶に長く残る良い思い出となってくれればと思います。
<<情報>> 『e-nikka』に今回の記事が掲載されました。URlは下記の通りです。
 http://www.e-nikka.ca/Contents/140619/communitynewsPh_01.php


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