社会福祉法人ホーム塩屋

神戸市において「知的障がい」を持って生まれた
一人ひとりの個性を大切にした支援をおこなっています

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グループホームの効用


  2003年10月にグループホームを立ち上げてから10年以上が経過しました。当初はやはり
 親亡き後の住居として必要との認識が当法人にもありました。しかし、グループホームで暮らす
 利用者の成長をみてきたことで、グループホームはただの「終の棲家」ではないことを実感して
 います。その効用について下記に箇条書きしたいと思います。

 1.グループホームの利用者同士が交流をもつことが出来る社交の場。
     ・・・他人との上手な付き合い方を学んだり、会話を楽しめる社交性を高められる場所。
       同じ釜の飯を食べる仲間同士、兄弟・姉妹のように仲良くなります。また、生活面
       でもお互いに教え合って過ごすことで身辺自立も出来るようになります。
       (お風呂での体や頭の正しい洗い方などを教え合うことで日々成長しています。)

 2.楽しく会話をすることで老化を遅らせるアンチエイジングの効果
     ・・・会話を通じていろいろなことに興味がわき、またそのことで脳の活性化が起こって
       いるように感じています。

 3.親元を離れて生活することで自我が目覚め、精神面での自立が図れる。
     ・・・親元だと親が先に手を出し、問題を解決してしまうため、本人自身が考える
       ことをしなくとも生活が出来てしまう。利用者が自分自身で考え、行動する
       ことで自信がついてきます。

 4.自分自身がいろんなことに対し興味がわいてくることで好奇心が高まる。
     ・・・ 知識力が向上する。(利用者が文字を書いたり本を読んだり出来るように
        なる。社会情勢についても興味を示す利用者も出てきました。)

 5.障害者が地域に住むことで近隣の周辺住民の方々に障がい者に対する
   理解が生まれる。
     ・・・ グループホームの近隣の方が利用者が作業所から帰ってくると玄関先で
         毎日挨拶してくれるだけでなく、グループホームの溝の水はけが悪い個所を
         直してくれたりしてくれるようになりました。

 6.世話人が健康な食事を作ってくれることで健康に過ごすことができる。
     ・・・ 一般就労した障がい者の方が稼いだ給与で暴飲暴食を繰り返した結果、
        糖尿病となり、その後、仕事を首になって自宅待機となっている方がいると
        聞いています。健康面の管理が出来るのと出来ないのでは将来の人生が
        大きく変わってしまいます。障がい者の方々が健康で元気に過ごせると
        いうことは、老後、介護保険料を使う時期を遅らせることが出来ます。
        すなわち、国にとっても(経済面での)メリットがあると思っています。

  このように様々な効果が得られるグループホームが今後も増えることを願って
  いるのですが、消防法が厳しくなったことで出来にくくなっているように感じています。
  それについてはコチラ(リンク切れ)にて詳しくまとめていますのでご覧ください。


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